枕を洗濯してますか?

みなさん、最後に枕を洗濯したのはいつか思い出せますか。
枕カバーはこまめに洗濯すると思いますが、枕を洗濯するという発想がない、という方は多いのではないでしょうか。
しかしちょっと待ってください。
毎日だいたい8時間は顔を付けている枕は、雑菌やダニ、皮膚組織の残骸、皮脂などで汚れているのです









枕が汚れていることで起きる悪影響
人間は寝ているときに汗をかきます。
その量はコップ一杯分とも言われます。
皮脂などの人体由来の汚れと湿気。
この組み合わせで導かれるのはダニと雑菌の繁殖です。
知らないうちに枕がダニと雑菌の温床になっているかもしれないのです。
これだと、睡眠時にダニや垢などの破片を吸い込んでしまった
り、顔になすりつけてしまったりということを8時間ほど続けていることになります。
このことでもたらされる悪影響は少なくありません。


枕を洗濯しましょう
枕カバーは毎日洗濯するくらいの心構えでいましょう。
枕本体の洗濯については、素材ごとに解説します。

ひのき・そばがら 湿気を含みやすく傷みやすい。できるだけ毎日、風に当てて湿気を逃がしましょう。
家の中で日当たりや風通しのよい場所に置いておくだけでもずいぶん違います。

羽根・シルクの綿
ときどき陰干しをしましょう。

ポリエステル綿
日向で干します。洗濯も可能です。

低反発ウレタンフォーム
風通しのよいところで直射日光を避けて陰干しします。湿気を含みにくいので時々で問題ありません。

パイプ
ポリエチレン製の小さな玉やパイプは吸湿性が低いため、枕の表面に汗がたまります。
タオルなど吸湿性の高い枕カバーにしましょう。
枕本体はときどき日向で干します。洗濯できるものもあります。

枕の洗濯の仕方
洗える枕には洗濯表示タグがついています。
洗濯機で洗うときはネットに入れて弱流で洗濯します。
ネットに入れたまま軽く脱水して、日向で干します。
枕によって注意事項がありますので、 必ず洗濯表示を確認してください






枕の洗濯を日課にしよう
枕カバーを毎日交換するのは比較的楽ですが、枕を洗濯するとなると面倒に感じたりしないでしょうか。
洗濯はときどきでも良いのですが、湿気を抜くために干すことは意識的に行ったほうが良いです
汚れがひどい場合やなかなか洗えないというときは、枕クリーニングを請け負う業者に頼るのがベターな選択です。