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押入れの湿気・カビ対策

布団や衣類をはじめ、日用品やさまざまなモノを収納できる押入れ。なんとなくジメジメしていたり、カビくさかったりすることはありませんか?

水分を吸収しやすい布団や衣類を収納している上に、密閉された空間である押入れは、とても湿気がこもりやすいところです。

そして湿度が高くなるとカビが生えやすくなってしまいます。
カビはそれ自体がアレルギーなどの原因になるばかりか、
カビを餌にダニが増える原因』にもなってしまいます。

押入れの湿気・カビ対策をしっかりと行って、布団や衣類を守りましょう。










押入れの湿気・カビ対策① 湿気を押入れに持ち込まない心がけを
押入れの湿気・カビ対策の第一歩は、湿気を押入れに持ち込まない習慣を身につけることです。

朝、起きてすぐに布団をたたんで押入れにしまうのではなく、広げたままでしばらく置いて、汗を飛ばしてから片づけるようにしましょう。
布団はお天気の良い日に定期的に天日干しをすることも大切です。

一度着て洗濯せずにまた着るつもりの衣類についても、脱いですぐに押入れやクローゼットに片づけるのではなく、一晩ハンガーなどにかけて汗や湿気を飛ばしてから片づける ようにしましょう。



押入れの湿気・カビ対策② 空気の通り道を作る
湿気が押入れの中にたまらないように工夫して収納することも、湿気・カビ対策として有効です。
押入れは便利な収納スペースですが、物を詰め込みすぎず、整理整頓してなるべく隙間を作るように心がけましょう。

床や壁にすのこを置いて、空気の通り道を確保するのが効果的です。

また、押入れのふすまはなるべく完全に閉めず、常に少し開けておくようにしましょう。
時々全開にして、扇風機などで空気を入れ替えるのも良いですよ。



押入れの湿気・カビ対策③ 除湿剤や除湿器を使う
市販の押入れ用除湿剤や除湿器の使用も、湿気・カビ対策の効果が期待できます。

湿気は空気よりも重いため、下の方にたまるものです。
除湿剤や除湿器を使用する場合は、押入れの下の方に置いて使いましょう。

クローゼットのバーに引っ掛けるタイプの除湿剤は、それだけでは効果が弱いため、置き型のものと併用するのが良いでしょう。
小さなカップやケースなどに粉せっけんや重層を入れて置くことで、除湿剤の代わりになります。

最近は除湿器にも押入れ用の小型のものや、押入れ除湿コースがついたものもあるので、そういったものを使用してみるのも良いでしょう。








押入れの湿気・カビ対策④ カビが生えてしまったら
押入れに緑色のカビが生えてしまった時は、しっかりとカビ取りをすることが大事です。

濡れ雑巾で水拭きすると湿度を増してしまうので、避けましょう。
押入れのカビ取りには、消毒用エタノール(アルコール)を使用します。

エタノールは揮発性が高く、カビ菌を殺し再発の予防効果も高いのです。
雑巾などに染み込ませてカビ拭き取り、使用した雑巾は再利用せずに密封して捨てるようにしましょう。
しっかりと湿気・カビ対策をして、清潔な押入れ空間をキープしていきましょう!