ぬいぐるみのクリーニングとお手入れ方法

ぬいぐるみは愛用すればするほど汚れていってしまうものです。
いつまでもキレイに保つためには、クリーニングとお手入れが欠かせませんが、どうやってクリーニングや お手入れをすれば良いのか分からないという人は多いのではないでしょうか。
失敗して諦められるものなら良いですが、愛着したものを捨てるというのは避けたいですよね。
ポイントを抑えておけば自宅でもクリーニングやお手入れは可能なので、可愛いぬいぐるみを定期的にキレイにしてあげましょう。


ぬいぐるみの日常的なお手入れ
ぬいぐるみは放っておくと表面の毛にほこりを溜め込んでしまうので、定期的に表面を掃除機で吸うお手入れを行いましょう。
ただし、あまり強く吸い過ぎると毛が抜けてしまうので、吸引力を抑えるように注意してください。
天気のいい日には虫干しするとダニを退治することができますが、ぬいぐるみは紫外線に弱いので直射日光は避けるようにしましょう。
虫干しを終えた後はペット用のブラシなどの刺激が強くないものを使用して、毛並みを整えるお手入れを行います。
毛並みを整えるのは、クリーニング後も同様です。


修復が必要なぬいぐるみのお手入れ
長く愛用しているとぬいぐるみは、徐々に綿がしぼんでいってしまいます。
また、クリーニングなどをキッカケに、縫合部分が破けてしまうこともありますし、縫合の弱った箇所から綿が飛び出してしまうこともあります。
こうなると修復が必要になりますが、軽度の破れや綿不足であれば自宅でも直すことが出来ます。このような場合は、 中綿を足して糸と針で修復しましょう
ぬいぐるみと同じ色の糸を使うことで修復箇所が目立ちにくくなりますが、どうしても上手く縫えないという方 はぬいぐるみの上か
新たに洋服を着せてあげるなどすると傷跡が目立たなくなり
ます。


水を使わないぬいぐるみのクリーニング
クリーニングはぬいぐるみの作りによって処置が変わります。
腕や足などの継ぎ目に接着剤を使用している場合や、稼働するために金属が使われ ている場合、すぐに外れてしまいそうな装飾物がある場合は、 水を使わないクリーニングを行いましょう。
装飾物に関しては後で簡単に付けられるものならば、外してしまって後で上記「修復が必要なぬいぐるみのお手入れ」の項を参考に 元に戻してあげてください。
水を使わない場合には専用クリーナーや薄めた洗剤で拭くという方法があります。
この場合はタオルに軽く洗剤を含ませてから、ぬいぐるみの表面を拭き取ることになります。
また、ビニール袋にぬいぐるみと重曹を入れて振り、そのまま数時間ほど放置してから重曹を落とすという方法があります。
こちらの場合は直射日光が当たらないよう、黒いビニール袋などに入れて外に置けば一緒にダニ退治も行えます。最後に重曹を落として掃除機で吸い取ってあげましょう。


水を使うぬいぐるみのクリーニング
金属や接着剤を使用しておらず、すぐに外れてしまいそうな装飾物がない場合は、水を使用した手洗いが可能です。
ぬいぐるみが入る程度の大きさの桶を用意して、ぬるま湯と洗剤を混ぜた中に浸してましょう。
洗剤はぬいぐるみの素材に合わせて、ウール用かおしゃれ着洗い用を選びます。
汚れが目立つ部分は叩き洗いやつまみ洗いで洗いましょう。
ブラッシングは毛が抜けてしまうため、使用しません。
中綿までしっかりと洗剤が染み込んだようなら、桶から取り出して十分にすすぎを行ってください。
絞ろうと力を入れると中綿が潰れてしまいますので、水滴が落ちきるまでは置いておき、 タオルなどで拭いてから陰干しすればクリーニング完了です。陰干しには数日必要 になりますから、風通しの良い場所に干してあげてください。